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【超長期の視点】リターンは何で決まる?株式投資と経済成長の関係を解説

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ゆとらの投資らぼへようこそ!!

今回は超長期投資についてゆとらなりの考え方について紹介したいと思います。ゆとらはインデックス投資に関して「超長期投資」の考え方を元に投資をしています。今回はその超長期投資の考え方について紹介をしたいと思います。「長期投資についてどのように考えれば良いのか」や「財務分析をしているゆとらはインデックス投資にはどのような考え方をしているのか気になる」と言う人はぜひ最後まで読んでください。

超長期リターン

超長期リターンを説明する前にゆとらの「超長期」の定義について説明します。

ゆとらの定義する「超長期」とは1602年のオランダ東インド会社から始まる「株式の始まり」からいつか訪れる、もしくは訪れない「株式方式の終了」までと定義しています。

一般的に20や30、50年を長期ということに比べて、超長期は少なくとも現時点で400年超、加えてこれからの経済において株式が不要になる瞬間までの途方もない期間を表す言葉として使用します。

また、今回言及している「株式」は全世界株式インデックスなどの広く分散された株価指数(または投資信託やポートフォリオ)を指しています。

リターンの計算方法

一般的な株式のリターンは以下のような数式が利用されます。

株式のリターン

期待収益率(リターン)=リスクフリーレート+リスクプレミアム

リスクフリーレート

10年国債利回りに代表される無リスク資産の収益率

リスクプレミアム

株式などのリスク資産に投資したことによる上乗せの収益率

この数式はリスクとリターンの関係性を明瞭に表し、「リスクとリターンは表裏一体である」ということを指し示す投資家にとって必要不可欠な数式だと思います。しかし、ゆとらはこの数式には企業・経済の成長という点が明示されていないと考えます。

超長期リターン

株式のリターンは「リスクの対価」としての面はありますが、ゆとらは超長期リターンは「成長の恩恵」という面で考える必要があると考えます。

株式は企業が出資を受け、経営を行うことで企業の成長により配当または値上がりをもって株主に還元をするものです。だとすればリターンは企業の成長、経済の成長に連動するとも考えられます。そのため、ゆとらは超長期リターンは以下の数式で成り立つと考えます。

超長期リターン

期待収益率(リターン)=インフレ率実質EPS成長率

インフレ率

消費者物価指数や企業間物価指数、GDPデフレーターなどに代表される経済指標

実質EPS成長率

EPS(1株当たり純利益)の成長率からインフレ率を差し引いたもの。インフレによらない企業の成長を示す指標

超長期におけるリスクの扱い

また、超長期投資においてはリスクの考え方も大きく変えるべきと考えます。一般的に株式は①価格変動リスク②流動性リスク③信用リスク④インフレリスク⑤為替リスク⑥カントリーリスクの6つのリスクが大きなリスクとして挙げられます。

しかし、超長期投資では必ずしもこの6つのリスクが存在する訳ではないとゆとらは考えます。

価格変動リスク

価格変動リスクとは投資対象の価格が上昇・下落することで投資対象の資産価値が変動するリスクを指します。一般的には長期的に投資を継続することでリスクは軽微となっていきます。

価格変動は超長期においては、物価上昇率と企業成長率の合計(インフレ率+実質EPS成長率)に回帰すると考えます。つまり、超長期では価格変動リスクはリスクではなく適正価格(物価と成長を反映するもの)になると考えられます。

流動性リスク

流動性リスクとは、株式の売買は買い手と売り手が存在して成立するため買い手がいない(売り手がいない)ことで自分が望んだ価格で売れない(買えない)リスクを指します。

基本的にインデックス投資では流動性リスクは軽微であり、かつ超長期投資はバイ&ホールドを前提としているためリスクはほとんど関係が無いと考えられます。

信用リスク

信用リスクは株式においては、投資先の企業が倒産するリスク・不祥事などで急落や暴落をするリスクを指します。

信用リスクも流動性リスク同様にインデックス投資では軽微であり、超長期でも軽微さは変わらないものと考えられます。

インフレリスク

インフレリスクは物価上昇によりお金(もしくは通貨や資産)による購買力が減少するリスクを指します。

しかし超長期においてはインフレはリスクではなくリターンの源泉になると考えます。

短期的にインフレはコスト増と金利リスクを誘発し収益・財務を悪化させる可能性があるためリスクとなります。ただし、超長期となると状況は変化します。インフレは「モノの値段が上昇すること」であるため、その「モノ」を製造・提供している企業の所有権である株式は超長期ではインフレの恩恵(収益の向上)を受けられると考えられます。

為替リスク

為替リスクは通貨の価値変動(ドル円、ユーロ円など)により生じる経済的な不確実を指します。

為替リスクは長期的には購買力と物価水準に帰着する購買力平価(PPP)に連動すると考えられます。ただし、「購買力平価に連動する=リスクがない」にはならないとゆとらは考えます。相対的購買力平価によれば為替レートはインフレ率が大きく変化するほどレートも変化するため、二国間のインフレ差を調整するためのリスクとして超長期でも存在すると考えられます。

カントリーリスク

カントリーリスクは特定の国や地域の政治・経済・環境の変化による経済損失を負うリスクを指します。

政権交代や一時的な財政悪化に関しては長期的には吸収をできる一方で、人口動態や長期的な紛争などは超長期のリターンにも影響を及ぼします。そのためカントリーリスクは超長期に関しても存在感を放つリスクの一つであると考えられます。

世界成長リスク

世界成長リスク

ゆとらは超長期において主たるリスクとなるのは、価格変動リスクやインフレリスクではなく「世界成長リスク」だと考えます。

世界成長リスクは世界経済全体が発展・成長するかどうかというリスクです。たとえば、戦争異常気象が発生することで全世界的に経済成長の低下や経済不況が生じるリスクは増えます。これらリスクは地域的・期間的に広域かつ長期的な影響を与えます。経済不況など長期的に経済成長を阻害する要因が多くなるほど超長期的にもリスクは大きくなります

また、ゆとらはリスクを市場リスク経済リスクという二つに分類しました。価格変動リスクや流動性リスク、信用リスクは市場に流通する金融資産としての株式のリスクであり、市場リスクに分類されます。一方でインフレリスクや為替リスク、カントリーリスクは経済活動をしている企業の収益・財務に影響を与える経済リスクに分類されます。ゆとらの考える世界成長リスクはその経済リスクの中でも特に長期性のある経済リスクに分類されます

超長期投資家が考えるべきこと

株式の超長期でのリスクが世界成長リスクだけであると仮定したとき、投資家が考えるべきことはこれからも世界は成長し続けるのかということになります。世界がこれからも成長するとすれば株式を購入し、もう世界経済は成長しない(これからは衰退し続ける)と考えるのであれば売却をすれば良いのです。

そのため、超長期投資家は経済学や経営学よりもむしろ世界の成長長期投資という漠然としたものへの投資哲学を考え続ける方が重要であると考えられます。また短期で何があっても手放さない心理学を学ぶ・研究する必要があるとゆとらは考えます。

まとめ

今回は長期投資のリスクとリターンについてゆとらの考えを紹介してみました。様々なリスクがある株式投資の中でゆとらが最も大切だと考えることは「株式は(半)永久的に機能し続けるか」と「その間にコンスタントに存在し続けるリスクとはなにか」の二つです。これらへの問いの答えがこの記事であり、この考え方が読んでくださった皆さんの参考になっていたら良いなと思います!

まとめ

  • 「超長期」=「株式の始まり」(1602年)~「株式の終わり」
  • 期待収益率=リスクフリーレート+リスクプレミアム(一般的な考え方)
  • 期待収益率(リターン)=インフレ率+実質EPS成長率
  • 市場リスク(価格変動、流動性、信用)は超長期では軽微となる
  • 経済リスク(インフレ、為替、カントリー)は超長期でも存在する
  • 世界成長リスクは世界経済全体が発展・成長するかどうかというリスク
  • 世界成長リスクは特に長期性のある経済リスク
  • 長期投資家が考えるべきことは「これからも世界は成長し続けるのか」

これからも様々な記事を書いていくので、よければ別の記事も読んでいただけるとうれしいです!!

注意

本記事で紹介している分析方法等は個人的な視点のもので、銘柄を推奨するものではございません。投資判断等は自己責任にてお願いいたします。また、本記事の分析は記事公開時の情報に基づいています。同日以降に発表された情報などは反映していませんので、あらかじめご了承ください。

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